まどか店長のきまぐれ日記

よいおみせとは...

新潟に僕の大好きなおそば屋さんがあります

 

 

大学時代に先輩に連れて行ってもらって知ったお店

 

 

お父さんとお母さんでやっている小さなお店

 

 

そばやうどんはもちろん天丼やカレーライス、ラーメンも美味しい

 

 

どこの町にも昔からありそうないわゆる「普通の」そば屋さんなんですが

 

 

その「普通」を貫き通し、さも当たり前のようにやっている

 

 

そのすごさにいつも僕は感動し、卒業してからも機会があれば顔を出すようにしていました

 

 

 

今回も秋田からの帰り、およそ5年ぶりに暖簾をくぐりました

 

 

 

そこにはやっぱりいつもと変わらない二人の笑顔と

 

 

いつもピカピカできれいなお店と

 

 

いつもと変わらない美味しさがありました

 

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*僕のいちおし、これぞ「そば屋のカレー」 世界一です(笑)

 

 

 

食べ終えて

「まだやってて良かった~」

とホッとしていると

 

お父さんが僕の目の前に座ってひと言

 

 

「実はこのお店、辞めるんだよ」

 

 

40年間夫婦で本当に一生懸命やってきて

辛いことや苦しいことも当然いっぱいあったけど

おかげさまで本当に良いお客さんに恵まれて

今のこのご時世でもお客さんは離れることなく繁盛してて

僕のように「結婚したよ」「子供が出来たよ」と言ってははるばる訪ねて来てくれる

そんなお客さんとの商売を越えたお付き合いが本当に嬉しい

 

それがなくなるのは本当に寂しいことだけど

70歳を越えて夫婦二人でやっていくのはもう体力的にホントにギリギリで

これからまだ夫婦でやりたい事や見たい物も沢山あるから

跡継ぎもいない店だからこの辺りで思い切って区切りをつけよう

 

そう話してくれました

 

 

話を聞いてる間ずっと涙が止まらなかった僕は

 

このお店がいつ来ても変わらないこと

いつ来ても二人が笑顔で迎えてくれること

いつ来ても同じ味で同じ美味しさがあること

いつ来てもお店がきれいでピカピカなこと

 

そのすべてが好きでした、と伝えました

 

 

するとお母さんが僕に

 

「あなたもお店をやっているのならこれだけは気をつけなさい

建物や道具は時間が経てば古くなっていくけれど

それを大事にする、それをきれいに使う

例えばきれいに掃除する、雑草は生やさない、整理整頓する

そんな当たり前のことをきちっとやっておけば、長くお店は続けられる

逆にそれが出来ていなければどんな良いお店でもお客さんは離れていくものよ」

 

と優しく話してくれました

 

 

 

僕は今このタイミングでこんな話を聞かせてもらえて本当に良かったと思っています

 

 

大好きだったお店がなくなってしまうのは本当に寂しいことだけど

 

お二人の40年間にあらためて敬意を表して

 

お二人から教わった事を胸に

 

自ら率先して実行していこうと思います

 

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