…⑧でよかったですよね？

久々過ぎてお忘れの方は

2月9日の「まどかなる話⑦」を読み返して下さい

僕は①から読み返しました…

何故に六星？

「農業を仕事にしたい」

の思いから

あちこちの農業法人を訪ね歩いた僕が

数々の立派な経営をされている農家さんの中から

技術的にも経営理念的にも素晴らしい農家さんの中から

どうして六星を選んだか

それは会長（当時は社長）のひとこと

「これからの農業は変わる、力を貸してくれないか」

いろんなところを訪ね歩いて

いろんなお話を聞かせてもらって

いろんな考えに触れさせてもらいましたが

一学生の僕に

農業も社会も何もわかっていない僕に

「力を貸してほしい」と言われた事は初めてでした

ここなら僕にも農業ができる場所がある

農業に力を発揮する場所がある

そう思いました

ところが…

この事をお世話になった長野の農家の方に報告したところ

「農業をサラリーマンのように出来ると思うな

時間通り働いて休日は休んで作物が育つか

農業をそんなに甘く考えてるなら

もうお前はここに顔を出すな」

大好きで憧れていた人からのその言葉は

本当に重く辛く悲しいものでした

…でも僕はそんなに甘く考えてはいませんでした

朝早かろうが、夜日が暮れようが

休みの日だろうが疲れていようが

農業をする

納得いくまで仕事をする

その事を背中を見て学んできたつもりでした

「僕はサラリーマンになる気はありません

六星を乗っ取るつもりで行ってきます」

…乗っ取る

決していい言葉ではありませんが

会社に使われるのではなく

自分が会社を動かすつもりで

そのくらいの覚悟を決めて

農業に取り組む

六星に行く

その決意の言葉でした

「それなら行って来い」

その言葉を胸に

いよいよ僕の「農業」が始まりました

つづく…

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