【yasai bito】 生産加工部園芸課マネージャー 川口 菜穂
六星の野菜づくりの特徴は?
改めて感じたのは、鮮度の大切さ。
その野菜の一番おいしい瞬間を届けたい!
六星の野菜づくりは、できるだけ安心・安全な野菜を少しでも多くのお客さんに食べてもらいたいという想いから、完全な無農薬ではありませんが、極力必要な農薬以外は使わなくてもよいように作るよう心がけています。野菜づくりの時期は畑でひたすら雑草と格闘し、朝夕の水の管理に追われます。とにかく忙しいですが、そうやって手塩にかけて育てた野菜だからこそ、お客様にはその野菜の一番おいしい瞬間を届けたい、味わっていただきたいと思うんです。
自分で作ってみて、改めて感じたことですが、野菜って本当に鮮度が大切なんです。食べていただくとすぐ分かることですが、同じように育てた野菜でも、収穫したその日と、翌日とでは、味が違うんです。六星の直売店では、その日販売する分だけを収穫して、店に出します。足りなくなったら、また畑から摘んでくればよいので。そこが私たちの強みでもあります。もぎたてを味わうって、実はとても贅沢なこと。でもそれが六星では当たり前なんですよね。
「顔が見える野菜」だから、
安全でおいしいものをと思う。
六星の場合、作っておしまいじゃなく、販売までしているので、野菜を手にされるお客様の反応を見たり、声を聞いたりできるのも大きな魅力です。店先でお客様から「この前のアレおいしかったわ」と声をかけていただくこともよくあり、すごく励みになります。また「顔が見える野菜」だからこそ、安全でおいしいものをと思うんです。六星の中で野菜は栽培している量は少ないですが、それでも一人でも多くの方に六星を知っていただく、好きになっていただくきっかけとして、大事なものの一つだと思っています。今はどの野菜も一年中、スーパーで売られている時代ですが、店先に並ぶ野菜から季節を感じ、私が子供の頃に味わったような、もぎたての感動を味わっていただけたらうれしいですね。
