

仕事の内容は?
入社3年目の若造が、いきなり特上米こしひかりを任せられた。
入社して1年目はいわゆる雑務で、米を作ったり、野菜を作ったり、先輩たちの仕事を手伝いながらいろいろ勉強しました。本格的に米づくりをしたのは2年目からで、翌年の入社3年目にはもう無農薬・無化学肥料の特上米こしひかりを任されていました。当時はまだそれほど需要がなく、栽培面積も今ほど広くなかったとはいえ、ほとんど経験のない若造ですよ。そんな責任のある仕事、「本当に俺でいいのか?」と思いましたね(笑)。それからは、いろいろ試行錯誤しながら、ずっと特上米こしひかりを担当してきました。紙を使って雑草を抑える紙マルチの手法は4年前から取り入れ、これによって、かなり安定した収量をとれるようになりました。
今は営農課のマネージャーを任せて貰っています。特上米こしひかりをはじめた10年前と今とでは、僕らの米づくりのやり方だけでなく、まわりの反応も大きく変わってきたと感じています。お米の安全性がいっそう言われるようになり、六星でも特上米こしひかりの注文が大幅に増え、栽培面積は10年前の1haぐらいから現在は17haまで拡がっています。毎年、目標の収量を確保するのが大変ですが、ニーズがあれば、それだけやりがいも大きいです。