かきもちが売れる

名古屋の名鉄百貨店催事の様子(手前:竹多、奥:中川)

試作として作った餅に手応えを感じた4人は、昭和56年の米作りから餅米の栽培を始めました。餅つき機を一台購入し、釜や蒸籠はみんなで持ち寄り、年末に餅つきを開始。この時はまだ自宅用や近所・知人などに配る程度で、販売には及びませんでした。
翌57年。市から「特産品を作りたい」という要望を受け、かきもち作りをスタート。59年には餅作り専用の加工場を建設します。そして、このかきもちが後に大ブレイクすることに。新聞に取り上げてもらったことで郵便局から声が掛かり、「ふるさと小包」の商品に抜擢されたのです。4人は人生で始めて、電話の鳴り止まない日々を体験することになります。


中村武志 昭和19年生まれ

北村「あれはすごかったなぁ。作っても作っても追いつかん。」
竹多「忘れられんよ。あんな忙しいことが今まであったか?(笑)」

その後テレビショッピングの宅配や、デパートのブースで出張販売するなどして精力的にルートを拡大。特に首都圏での販売は好評を博しました。


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