自給自足が当たり前

中川 健一 昭和19年生まれ

自分たちで作り、自分たちで食べる。つまり農家は食べ物に不自由することがありません。米を作れば米が食べられる。トマトを作ればトマトが食べられる。 そりゃそうだ、と思われるかもしれません。ですが、スーパーに行けばどんな食材でも手に入る私たちに、種を蒔き、育て、収穫の日まで待つという行為ができるでしょうか。
当時の食卓風景や給食の献立の話、そして大好きなおやつの話になると、懐かしい駄菓子や農家ならではの味覚まで様々なものが飛び出しました。


少年時代の思い出(昭和29年ごろ)下段左から2人目が中川、下段右から5人目が中村

北村「おやつといえば、かきもちだろ。甘いもんなんか、あんまりなかったよな。」
中村「自転車でチリンチリンって、カニを売りに来る人もおったなぁ。米と交換してもらっとった家もあったぞ。」
中川「うちで飼っとったヤギの乳もうまかったぞ。」
竹多「学校帰りに小麦をむしって噛むと、ガムみたいな味がしたなぁ。」

自然と共に、その時々の食をいただく。農家に生まれ育った4人のこうした何気ない日常が、そのまま六星のスタイルとなり受け継がれています。

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